【内川歯科医院】患者さんとスタッフの使いやすさをを追求した既存改修工事 店舗・オフィス・クリニック/松本・塩尻

今回は既存の歯科医院での診療を続けながらのリニューアル工事をさせて頂きました。

本体の建物の構造が広い空間を利用できる鉄骨ラーメン造でしたので、増築部に個室を配置することで既存の内部空間を広く取り、増築部に個室を設置するといった計画をしました。

さて、今回の改修のポイントは以下のようになっています。

①玄関の自動ドア化をすることで患者さんへの負担を減らしました。

②受付周りを2人並列で対応できるようにし、自動精算機の設置を行いスムーズな対応ができるようにしています。一部座って応対が出来るようにカウンターが低くなっています。背面には背の高いカウンターを設置して患者さんからは見えない部分に裏方のPCコーナーを設置しています。

③診察室への通路はかなり広くなったこともあり導線がスムーズになっているほかに、机を持ってきて研修スペースとしても活用されていました。

④既存のチェアサイドにあった収納兼用の流し台キャビネットは大きな部屋に移設し、小さな個室には新規の省スペース流し台キャビネットと吊戸棚を設置しています。

⑤チェアのあった一部区画を壁で囲い「リカバリールーム」（治療などで体に負担がかかった場合に少し休めるｽﾍﾟｰｽ）として使えるようにしました。

まだまだ他にもポイントはありますが、大きな改修のポイントはこのようになっています。

今回は診療しながらの増築・改修という事もあり、ゾーニングとスケジュール調整を綿密に行いました。歯科医院の方々にも大変ご協力いただけたことも今回の計画の実現につながったと思います。

改修工事をしながらスタッフの方々ともコミュニケーションができ、スタッフの方々の患者さんへの気配りや思いがたくさん詰まった歯科医院になったことをうれしく思います。