「料理が好きなご夫婦の、キッチンが主役のリビングルーム。」塩尻市・原新田のY様


原新田の家
塩尻市 / 新築


今回は、昨年9月に完成したばかりの新築の家にお邪魔させてもらいます。
訪問させていただいたのは、塩尻市にお住まいのYさまご夫婦。現在は、お子さまとの3人暮らしです。

 

奥さま:
「夫婦ともにアンティークなテイストとアイアンが組み合わさったような、シックな雰囲気が好きなんです。でも、家族で住む家なので、冷たい感じにはしたくなくて。木を中心とした家づくりをしている五条建設さんなら、落ち着いた雰囲気とあたたかさの両方がある家にできそうだなと思いました」

 

ゼロからの家づくりがはじまりました。

 

 

今回は土地探しからご一緒させてもらい、全部で7、8件ほど一緒に見に行かせてもらいました。土地を探している半年間に、新しく建てる家のイメージを膨らませることができたと奥さまは話します。

 

奥さま:
「テレビが中心の生活にしたくないなとか、お酒を飲みながら料理を楽しめるキッチンにしたいなとか…。こんな風に過ごしたいなというイメージがいろいろと浮かんできました。そこで、浮かんだものを箇条書きにして伊藤さんに送ったら、ひとつずつイメージを形にしてくださったんです」

 

 

3年間は奥さまの実家で家族で過ごし、家を建てるための準備をされていたというYさまご夫婦。家を建てることが決まったときに、ご実家のほうへ訪問させてもらいました。

 

五条建設・伊藤:
「当社の家づくりはパターンから作るのではなく、例えばキッチンなら、どんなキッチンの形にするのか、どんなサイズがいいのかというところから、お客さまといっしょに作っていきます。ご実家の暮らしぶりを拝見させてもらい、実際にどんな風に暮らされているのか、収納はどのくらい必要なのか、また、おふたりのインテリアの好みも知ることができました」

 

キッチンが主役のリビングルーム。

 

 

それでは、リビングルームから少しずつ見せてもらいます。

 

ご夫婦ともにキッチンに立つのが好きだというYさまご夫婦。リビングルームにはいると、シックで落ち着いた木目のカウンターキッチンが目にはいります。夫婦そろってお酒もお好きだということで、キッチンはバーをイメージ。お酒を飲みながら料理も楽しめるキッチンになりました。

 

カウンターキッチンとアイアンで作られたワインラックは、どちらともサイズや形をご夫婦と相談して作ったオリジナルのもの。

 

 

キッチンにならぶ印象的なランプは、キャンドルを中心としてハンドクラフトの雑貨を扱う「TOCA by lifart…」の西牧さんのセレクト。実際にキッチンが形になってきたときに、西牧さんに家まで来てもらい、どんなランプがいいのか、どこに設置するのかを相談して決めました。

 

 

 

キッチン横にあるパントリーコーナーは大きな収納スペース。置くものに合わせて棚のサイズを決めて作ったので、ストックする食材や日用品がきれいに収まっています。

 

 

階段下は、こもれる書斎スペースに。

 

 

旦那さまからは書斎のような「こもれる場所」を作りたいとご希望をもらい、階段下のスペースの活用を提案させてもらいました。奥に収納棚を置いて、デスクは手前に配置することで、スペースを広く活用しています。

 

旦那さま:
「朝早く起きて、ここの部屋で勉強をすることもあります。扉を閉めてしまえば、まるで違う場所にきたみたいにとても静かで集中できるんです」

 

 

書斎には、趣味のギターが置かれています。

 

子ども部屋、昼寝スペース、ゲスト部屋。

 

 

リビング奥は、小上がりの畳コーナーがあります。今はお子さまが遊ぶことが多いそうですが、ちょっと疲れたときには家族のお昼寝の場所にもなるのだとか。また、ロールカーテンをサッと下ろせば、ちいさな個室になる仕組み。ご友人が泊まりに来たときには、ゲストルームになることもあるといいます。

 

 

 

畳の下は、奥のほうまで一面が収納スペースになっています。

 

ひとつしかないオリジナルのもの。

 

 

旦那さま:
「どんな木材を使うのか、収納棚の高さや幅はどうするのか、電気の位置はどこがいいのかなど、細かい部分は工事がはじまってから、改めて私たちのイメージや意見を聞いてくれました。実際に形になってから決めることができたので、イメージがしやすく細かいところまで自分たちの希望に沿ったものにできました」

 

 

キッチン棚は何を置くのかをリストアップしてもらい、置くものに合わせて幅や高さを合わせて作ったオリジナルのもの。トースターのサイズに合わせて奥行きをとり、ぴったりおさまるサイズに

 

 

リビングの真ん中にあるテレビ台と収納棚は、サイズなども相談して一から作りました。置くものによって高さを変えられる可動棚。家具を一から作ることで、部屋全体の雰囲気が統一されています。

 

 

洗面所、トイレの床はリビングの雰囲気に合わせてシックな木目のヘリンボーン柄のクッションタイルを使用。木目の雰囲気を保ちながらも、お手入れがしやすいようになっています。また、鏡の窓枠は五条建設でオリジナルで製作したもの。

 

 

玄関横にはシュークロークがあり、靴を履いたまま、脱いだときにもどちらともスムーズに出入りできるようになっています。また、奥さまのご希望で、吊り扉で外からは見えないように目隠しも。シューズラックもご夫婦と相談して、サイズを決めて作ったものです。

 

奥さま:
「家に帰ってきたらそのままシュークロークにはいり、靴や上着、カバンも置いて家のなかに入ります。置き場所がきちんとあると、部屋も散らからないのでいいですね」

 

 

シュークロークの壁には、鍵置き場を設置。場所がきちんと決まっていると、出かける前に鍵を探す心配もグンと減ります。

 

長野県の気候に合わせた家づくり。

 

 

五条建設・伊藤:
「長野県は晴天率が高く、春から夏、秋から冬は過ごしやすい気温の日が多いのが特徴です。長野県の気候に合わせた家づくりをすることで、できるだけ自然な力を借りて、家のなかの温度調節ができる仕組みを採用しています」

 

軒先を長くとることで、夏は日差しを防ぎ、冬は横から差し込む光が部屋のなかまで届く仕組み。また、壁、床、天井を断熱材でぐるっと囲んでいるので、一度あたたまれば気温が逃げにくい構造です。各部屋には窓を2個設置することで、夏は気持ちいい風が通ります。

 

奥さま:
「まだ引っ越したばかりで夏は経験していないのですが、冬は朝ヒーターで一度家があたたまれば、そこからはエアコンだけ。今のところそんなに寒さは気になりませんね」

 

 

暮らしとともに、少しずつ家も変化していく。

 

 

一階は落ち着いたシックな木目を使っていますが、階段をぐるっと上がって、二階に上がると明るくナチュラルな木目に変わります。

 

旦那さま:
「もともと予算の関係もあり、木目の色合いを明るくすることを提案をしてもらったんですが、気分転換になるので気にいっています。二階はこれから子ども部屋と寝室になる予定なので、部屋が明るくて気持ちいいですね」

 

 

一部屋は、現在は主に旦那さまのトレーニング部屋になっているのだそう。

 

 

トレーニング部屋の奥には、9畳の広々とした家族3人の寝室スペースがあります。明るい木目を使用しているので、部屋全体に気持ちいい光がまわります。

 

実は現在、奥さまは第二子を妊娠中。今は家族3人の寝室になっている部屋は、いつかふたりの子どもたちが大きくなったときに、真ん中に仕切りを作り、それぞれの子ども部屋になる予定だといいます。

 

 

奥さま:
「子どもたちが大きくなったタイミングで、また五条建設さんにお願いして、子ども部屋の仕切りを作ってもらう予定なんです。収納できる棚もいいなとか、壁がいいかなと考えています」 

 

暮らしの変化とともに使いにくくなる部分もあるかもしれませんし、メンテナンスが必要になってくることもあると思います。定期的にご自宅を訪問させていただき、これからも心地よく暮らしていただけるようにサポートをさせてもらいたいと思っています。

 


Yさまご家族と五条建設・伊藤