所在地 | 安曇野市穂高有明8596-1 |
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延床面積 | 111.73㎡ |
敷地面積 | 937㎡ |
敷地接道 | 北側 |
竣工 | 安曇野市穂高有明8596-1 |
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【ありあけの森デンタルクリニック】地域のシンボル材・カラマツが特徴の歯科クリニック 店舗・オフィス・クリニック/安曇野
今回は既存建物の改修が可能かというご相談からスタートいたしました。海外ではよくあるコンバージョン(用途変更)と言われる事例です。
以前の用途と違うものに変更するリフォームで、住宅を店舗に変更したりすることをコンバージョンと言います。
法律で以前は100㎡まで様々な制限がありましたが、法改正により200㎡までになったため、既存建物の活用が期待されています。
そんな中はじまった工事ですが、既存建物ということもあり、どこまでを残し、活用するかが課題でした。
幸いにもお客様がDIY好きであったり、古いものを活かすという事に対して前向きな考えでしたので以前の事務所用途として建てられた堅い雰囲気から木を使った柔らかい雰囲気へと変身することが出来ました。
特に特徴的なのは地域のシンボル材でもあるカラマツです。自然の色合いを活かして経年変化で色合いが変化するカラマツを診察室の一面に張ることでクリニックという緊張する雰囲気を和らげる効果を狙っています。
受付の背面にも張っているので、入ってすぐ目に付く部分でもあり、特徴的な木目で印象付ける効果もあると思います。
また、照明もお客様ゾーンと診察室ゾーンで色を変えていて、お客様ゾーンは少し温かみのある雰囲気でリラックスできるような工夫をしています。
また、レントゲン室のドアも木製の雰囲気を出しているので、全体的にナチュラルな木の雰囲気と白い清潔感のある壁の組み合わせを意識しています。
一部には色分けしたブルーグレーの壁を使うことでアクセントとして落ち着きを出しています。
また、エクステリアの一部はお客様自らDIYしたものも多く、我々では出せないような味のある雰囲気がマッチして全体的に優しい雰囲気のクリニックとなることが出来ました。