所在地長野県松本市

住み継ぐ家-子世帯- 新築/松本・塩尻


住み継ぐ家-子世帯-

この建物は親世帯である北栗の家の隣に建てられました。
北栗の家が和モダンな建物に対してこちらは外観が洋瓦や塗り壁で、洋風の造りになっています。
隣とのバランスを考えて洋風ではあるものの各所に木が現れていて、まったくの洋風ではなく、親世帯の和モダンな隣の建物との近すぎず、遠すぎないちょうど良い関係でいたいという考えが現れています。
内装はしっくい壁とクロスを使い分け、1階の床はクルミのフローリング、2階床はチークのフローリングを使用しています。
2階の天井は天井裏を設けず、屋根の傾斜がそのまま表れる屋根裏のような高い天井としています。
南の吹き抜けには大きな窓を作り、夏は庇で日影になり、冬は日が入るように自然の太陽光を活かした造りとなっています。
また、階段部分の吹き抜けと南の吹き抜けの1階と2階それぞれに窓を設けることで自然の風が北から南へと抜けるのを調整できるように作り、夏場の冷房負荷を抑えるための風通しを計画しています。