【空港東の家】リビング階段のあるコンパクトな住まい 新築/松本・塩尻

今回の住宅は過去に過去に五条建設で新築したお客様の子世代の方の依頼でした。

土地探しから始まり、約1年半ほどのお付き合いの中、偶然ご実家の近くに空き家があり、その場所での建て替えとなりました。

その敷地は南側が空港近くの広々とした畑で見通しが良く、日当たりの良い敷地でした。

その反面、風当たりの強い地域ですので建物の外壁はガルバリウム鋼板サイディングでほこりなどに強い仕様にさせて頂きました。

その一方で、1階の窓への日当たりも考慮して45ｃｍの庇を出しています、これによって夏の日差しを避ける効果も期待しています。

お客様のイメージで黒っぽい外壁をイメージされていましたので、暗く無機質になりすぎないように軒天はサワラ板張りとし、玄関前にも同じ木質のイメージを配することで柔らかいアクセントにしています。

玄関を入るとミズメサクラの玄関框が迎えてくれます、今は白っぽいですが、床板に貼ったブラックチェリーのフローリングに近くなっていくように経年変化を楽しめる部分です。

玄関脇にはシュークロークを設置していて、玄関に下足入れを設置せず広々とさせるように工夫をしています。

LDKは20畳の大空間にキッチン、ダイニング、リビング、階段などのスペースを配しています。

階段下の一部をテレビ台にして、正面から見るとTV台部分が階段の抜け空間と綺麗なバランスで対比になっています。この抜けを作ったことで、より空間の広がりが出るようになりました。

トイレはコンパクトですが壁に一部木目調のクロスを張ったことで落ち着ける空間になったと思います、アクセントに付けたカウンターのナラの板も印象を柔らかくしてくれています。

洗面コーナーは既製品の手洗いカウンターを知ってした上に造作で取り付けたナラの棚板、鏡によってオリジナルの洗面台になりました。上部にFix窓を設けているので明るさもバッチリです。

2階の空間は寝室空間としていますが、主寝室の奥にサンルームを設置しています。この部屋は明り取り建具によって仕切ることが出来ます、アイアンバーで作ったオリジナルの物干しの横に換気扇を設置しているので、部屋干し空間としても活用できます。もちろん窓も2か所に設けているので、少し開けて空気を通わせればベランダ的な使い方もできる空間になっています。

この他にウォークインクローゼットがあり壁は合板下地にしているので、将来棚を付けたりといった変更にも対応できるようにしています。

もう一つの洋室には9尺の大容量の収納もあり内部を合板張りとすることで、収納の変化に対応できるような仕様となっています。